ベダソ・ケベデ、セイフ・ハイル、ゲタシュー・テレフェ
この研究は、南エチオピアのダウロ県マレカ地区およびその周辺で2009年11月から2010年4月にかけて実施され、羊と山羊におけるトリパノソーマ症の蔓延と影響を調べた。合計400頭の動物(羊222頭と山羊178頭)からバフィーコートのサンプルをランダムに採取し、血液塗抹標本を染色して分析した。32頭(8%)の小型反芻動物がトリパノソーマ感染陽性で、93.75%がT.コンゴ、6.25%が三日熱トリパノソーマであった。2種の宿主間および2つの異なる年齢グループ(<2歳と≥2歳)間の感染率に統計的に有意な差はなかった(P>0.05)。しかし、雄の動物は雌よりも感受性が低かった。寄生虫血症動物の平均PCV値は、無寄生虫血症動物の平均PCV値よりも有意に低かった。この調査結果の最終結果により、羊とヤギのトリパノソーマ症がダウロ地域の調査地域における重要な病気であることが明らかになりました。