アマル・S・モハメド*、モハメド・A・エル・デソキー、ナヘド・S・ガド
本調査は、4シーズン(2014年8月から2015年5月)にカルン湖の異なる場所から採取された魚類( T. ziliiとM. capito )の臓器(筋肉、肝臓、鰓)における重金属(Fe、Mn、Cu)の蓄積レベルを決定することを目的とした。湖の東部に生息する魚類の組織における金属濃度は、Fe>Mn>Cuの順であった。しかし、湖の中央部と西部に生息する魚類の組織における金属濃度は、Fe>Cu>Mnの順であった。組織は重金属を蓄積する能力が異なり、2種類の魚類において、蓄積された重金属の最低値は筋肉に記録され、最高値は肝臓に記録された。また、2種類の魚類の組織における重金属の蓄積は、肝臓<鰓<筋肉の順であった。M. capito は、T. zilliよりも重金属を多く蓄積する。